ブログ|株式会社磯部硝子

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第16回ガラス工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けている

株式会社磯部硝子、更新担当の富山です。

 

 

 

🏢オフィスビルにおけるガラス工事 ― 街の顔をつくるカーテンウォールの最前線

 

 

 

住宅のガラス工事が「暮らしを守る」ものである一方、オフィスビルのガラス工事は「街の顔をつくる」ものと言えます。


特に高層ビルで採用されるカーテンウォール工法は、外観デザインに直結し、都市の景観を形づくる存在です。

さらに、遮熱性能・耐風圧性・耐震性など高度な性能も求められ、ガラス工事の中でも最先端の技術が凝縮されています。


🏙️ カーテンウォールとは?

 

カーテンウォールは、建物の躯体に直接荷重を負担させず、外側に取り付ける外装ガラスのことです。建物全体を“ガラスのカーテン”で覆うことで、軽量かつ美しいデザインを実現できます。

東京や大阪のオフィス街で見られる全面ガラス張りの高層ビル――そのほとんどがこのカーテンウォール工法で造られています。


☀️ デザイン性と快適性の両立

 

ビルのガラスは単に「透明」であればよいわけではありません。眩しさを抑える反射ガラス、熱を遮るLow-Eガラス、プライバシーを守る特殊コーティングガラスなど、外観と室内環境を両立させる工夫がなされています。

結果として、外からはスタイリッシュで洗練された外観を演出しつつ、内部では快適なオフィス環境を確保することが可能です。まさに「働く人の生産性」と「都市の景観」を同時に支える存在です。


🌪️ 高度な性能が求められる理由

 

高層ビルのガラス工事では、次のような高度な性能が必要不可欠です。

  • 耐風圧性:高層階は風の影響が非常に強く、ガラスにかかる力も桁違い。

  • 耐震性:地震の揺れを吸収する構造が求められる。

  • 遮音性:都市部の騒音を遮り、快適なオフィス環境を維持。

 

こうした条件を満たすため、設計段階から構造計算やシミュレーションを行い、施工に臨みます。


🛠️ 施工現場の難しさ

 

施工現場では、数百キロにも及ぶガラスパネルを数十メートルの高さまで吊り上げて取り付ける作業が行われます。強風や悪天候の影響を受けやすく、安全管理が非常に重要です。


作業員はゴンドラやクレーンを駆使し、チームワークを発揮して一枚一枚を丁寧に設置していきます。まさに「技術と緊張感の現場」です。


📝 実際のエピソード

 

ある高層オフィスビルの施工では、設計段階からデザイン性と遮熱性能を両立させるために特注のLow-Eガラスを採用しました。夏の西日が強い立地でしたが、施工後は室内温度が安定し、入居企業からも「冷房効率が上がった」と高く評価されました。

また、耐風圧性能を確保するために、一部のガラスは通常より厚い仕様を採用。見えない部分での工夫が、都市の安心・安全を支えているのです。


✅ まとめ

 

オフィスビルのガラス工事は、単なる外装工事ではなく、都市の景観・働く人の快適性・建物の安全性をすべて支える重要な仕事です。


カーテンウォールの施工は「街のシンボルを形づくるプロジェクト」とも言えるでしょう。

私たちの手掛ける一枚一枚のガラスが、都市を彩り、未来の景観をつくっています✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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第15回ガラス工事雑学講座

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🏠住宅におけるガラス工事 ― 暮らしを守り、快適にする最新ガラスの選び方

 

 

 

住宅におけるガラス工事は、単に「窓を取り付ける」だけの仕事ではありません。


ガラスは住まいの顔であり、日差しや風景を取り入れる役割を担うと同時に、断熱性・防犯性・快適性を左右する非常に重要な存在です。

近年では省エネ住宅の普及や自然災害の増加に伴い、従来の透明ガラスから性能を強化した製品へとニーズが大きく変化してきました。


🌿 Low-E複層ガラスの魅力と普及の背景

 

Low-Eガラスは、ガラス表面に特殊な金属膜をコーティングすることで、紫外線や赤外線を効果的にカットできる先進的なガラスです。これを複層ガラスと組み合わせたLow-E複層ガラスは、夏は外からの熱を遮り、冬は室内の暖房熱を逃がさないという優れた断熱性能を発揮します。

さらに、省エネ性能が評価され、ZEH(ゼロ・エネルギー住宅)や長期優良住宅でも標準採用が進んでいます。冷暖房費の削減、結露の抑制、そして環境負荷の低減――住まい手にも社会にもメリットの大きいガラスとして注目されています。


🔐 防犯合わせガラスの安心感

 

一方で、安全面に配慮した需要が伸びているのが防犯合わせガラスです。2枚のガラスの間に特殊フィルムを挟み込んだ構造で、万一ガラスが割れても飛散せず、侵入を遅らせる効果があります。

泥棒や空き巣対策として導入されるのはもちろんですが、台風で飛来物が窓に当たるケースや、大地震でガラスが割れるリスクを想定した災害対策としても選ばれています。「暮らしを守る最後の砦」として、近年ますます存在感を増しています。


☀️ 住宅での施工の流れ

 

住宅のガラス工事は、新築時の取り付けだけでなく、リフォームや断熱改修でも需要があります。

  1. 既存サッシを利用し、ガラスのみを交換

  2. 二重サッシを導入し、断熱・防音性を向上

  3. 窓のサイズや方角に合わせて最適なガラスを選定

 

施工期間は数時間〜数日程度で済むことも多く、費用対効果の高いリフォームとして注目されています。


📝 実際のエピソード

 

あるお客様宅では、結露に悩まされていました。

冬になると窓際がびしょ濡れになり、カビやダニの温床に…。そこでLow-E複層ガラスに交換したところ、翌年からほとんど結露が発生しなくなり、暖房費も下がったと喜ばれました。


また、別のお宅では台風時の飛来物で窓ガラスが割れた経験から、防犯合わせガラスに交換。翌年の大型台風でも無事に耐え切り、「家族の安心感が全く違う」とご感想をいただきました。


✅ まとめ

 

住宅のガラス工事は、単なる窓の交換ではなく、快適で安全な暮らしをつくるための重要な工事です。


「省エネ」「防犯」「健康」「環境」――それぞれの家庭に必要なテーマに合わせてガラスを選ぶことで、暮らしは大きく変わります。

未来の住まいづくりには、ガラスの選択がますます欠かせないポイントになるでしょう✨

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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第14回ガラス工事雑学講座

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ガラス工事に必要な道具

 

 

 

ガラス工事は、重量物かつ繊細な素材を扱うため、正確さと安全性が常に求められます。


そのため、職人が用いる道具は「精度を高めるための道具」と「重量を安全に扱うための道具」に分けられ、双方がバランスよく活躍します。


ガラスカッター

 

ガラスを必要な大きさに切断する基本の道具です。


表面に傷をつけ、そのラインに沿って割ることで狙ったサイズに加工できます。

職人の熟練度が仕上がりを左右する繊細な工程です。


吸盤(ガラスハンドル)

 

大型ガラスを安全に持ち上げるための必需品です。


真空状態でガラスに吸着するため、滑らずに安定した運搬や設置が可能になります。

特に大型ビルの外壁施工などでは欠かせません。


サッシ枠

 

ガラスを固定するための骨組みです。


アルミ・スチール・樹脂など素材の違いがあり、断熱性・防音性・強度などを左右します。

施工するガラスの種類に合わせて適切なサッシを選ぶことが重要です。


コーキングガン

 

ガラスと枠の隙間をシーリング材で埋めるために使用します。


防水性・気密性を確保し、雨水の浸入や結露を防ぐ重要な作業です。

見た目の美しさにも直結するため、均一で丁寧な仕上げが求められます。


レーザーレベル

 

水平・垂直をミリ単位で確認する精密測定器です。


特に大型商業施設では、ガラス一枚の歪みが外観全体に影響を与えるため、欠かせない道具となっています。


真空吸盤リフター・クレーン

 

数百キロにもなる大型ガラスを施工する際に使用されます。


ガラスを安全に吊り上げ、正確に所定位置へ設置するため、オペレーターと職人のチームワークが不可欠です。

安全管理の中心的存在ともいえる道具です。


まとめ

 

ガラス工事に必要な道具は、単なる補助器具ではなく、安全性・精度・効率を守る生命線です。


近年のガラスは大型化・高機能化しており、職人の経験と最新の道具が融合することで、初めて「美しく、安全なガラス施工」が実現します。

 

 

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第13回ガラス工事雑学講座

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建築に使われるガラスの種類

 

 

 

建築現場で使われるガラスは、単に「透明で光を通す」だけの素材ではありません。


安全性や快適性、省エネ性、デザイン性など、建物の性能や価値を大きく左右する重要な建材のひとつです。

ここでは代表的な種類を詳しくご紹介します。


フロートガラス

 

もっとも一般的な透明ガラスです。


溶けたガラスを液体金属(主に錫)の上に浮かべて冷却する「フロート法」で作られるため、表面が均一で歪みが少なく、透明度が高いのが特徴です。

  • 用途:住宅やオフィスの窓、店舗の間仕切り、ショーケースなど幅広い

  • メリット:安価で入手しやすく、加工性に優れている

  • デメリット:割れやすく、衝撃に弱い

もっとも基本となるガラスであり、ほかの機能性ガラスのベース素材にもなっています。


網入りガラス

 

内部に金属ワイヤーが格子状に組み込まれているため、火災時に破片が飛散しにくく、防火性能を備えたガラスです。


万一の火災時でもガラスが崩れ落ちにくく、延焼を防ぐ役割も果たします。

  • 用途:学校・病院・公共施設、防火区画の仕切り窓

  • 特徴:安全性は高いが、ワイヤーの網目が見えるため視認性やデザイン性は劣る

特に人が多く出入りする施設に欠かせない、安心のためのガラスといえます。


強化ガラス

 

通常ガラスを高温で加熱し、急冷することで内部に強い圧縮応力を持たせたガラスです。


同じ厚みのガラスと比較して、約3〜5倍の強度を誇ります。

割れても鋭利な破片ではなく細かい粒状になるため、ケガを防ぐ安全性が高いのも魅力です。

  • 用途:ショーウィンドウ、自動ドア、バルコニーの手すり

  • 特徴:大型施工や安全性が求められる場所に最適。ただし加工後の切断は難しい

デザイン性と安全性の両立が求められる現代建築に、欠かせないガラスです。


複層ガラス(ペアガラス)

 

2枚のガラスの間に空気層やアルゴンガスを封入したガラスです。


断熱・遮音効果が高く、冷暖房効率を向上させるため、省エネ住宅の普及に伴い急速に普及しています。

  • 用途:住宅サッシ、オフィスビル外壁、商業施設の大窓

  • 特徴:光を取り込みながらも断熱性能が高く、結露防止にも効果的

省エネ性・快適性を追求する現代建築において、すでに標準的な選択肢になりつつあります。


まとめ

 

建築ガラスは「透明な板」ではなく、安全・快適・省エネ・デザインといった多様な役割を担う建築資材です。


建物の用途や環境条件に応じて適切に選定することが、建築工事の第一歩であり、完成度を大きく左右する重要な工程になります。

 

 

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ガラス工事の魅力とは?

~光を操る職人の世界~

前回に引き続き、今回は「ガラス工事の魅力」についてお届けします。

ガラスは、古くから建築素材として使用されてきましたが、近年はその機能性・意匠性・省エネ性が大きく進化し、まさに“現代建築に欠かせない素材”となっています。


そんなガラスを扱う職人の仕事には、他にはない魅力がたくさんあります。


■ 光と空間を操る“デザインの要”

 

ガラスは、採光・景観・透明感をコントロールできる素材です。
どこにどんな種類のガラスを配置するかによって、建物の印象はがらりと変わります。

たとえば:

  • 透明ガラスで開放感を出す

  • 曇りガラスでプライバシーを確保

  • UVカットガラスで日差しを抑える

  • 色付きガラスでモダンな印象に

  • 強化ガラスで安全性を高める

このように、建物に「表情」を与えることができるのがガラス工事の魅力です。
単なるパーツの一つではなく、空間演出の主役になり得る――その可能性を引き出すのが職人の仕事なのです。


■ 技術革新と共に進化する仕事

 

かつてのガラス工事は、単板ガラスを切ってはめる単純な作業が中心でした。
しかし現在では、以下のような高機能ガラスが増え、ガラス工の技術もどんどん高度化しています

  • 複層ガラス(ペアガラス):断熱・結露防止

  • Low-Eガラス:省エネ性・紫外線カット

  • 防犯ガラス:ガラス破壊を防ぐ特殊加工

  • 調光ガラス:電気で透明⇔不透明を切り替え

これらの施工には、製品知識だけでなく、断熱材・サッシ・構造との整合性を見極める力が必要になります。
つまり、技術職として常に進化し続けられる環境――それが、ガラス工の魅力の一つです。


■ 手に職がつく・独立も目指せる

 

ガラス工事は、「技術を磨けば磨くほど評価される」世界です。
若くして現場を任される人も多く、将来的には独立開業や一人親方としての活躍も視野に入れることができます。

また、住宅・商業施設・公共施設・工場など、あらゆる建物に関わるため、仕事の幅も非常に広く、景気にも左右されにくい安定性も大きな魅力です。


■ “見える仕事”であることの喜び

 

ガラスは、建物の中でも「目に見える」部分です。
完成後、通りすがりの人や入居者の目に触れる場所に、自分の仕事が残る。
それが、ガラス工ならではの満足感につながります。

  • 「このビルのガラス、うちが手がけたんですよ」

  • 「ここの店舗のショーウィンドウ、私が施工しました」

そんなふうに、家族や友人にも誇れる仕事であることは、大きな励みになります。


■ 最後に:透明な素材に込める、職人の魂

 

ガラスは、透明で繊細。だけど、それだけじゃない。
光を操り、空間を彩り、暮らしを快適にし、安全を守る――そんな万能な素材を扱う職人の仕事には、目に見えない技術と心遣いが詰まっています。

美しさと機能性、危険と繊細さ、効率と芸術性――それらを両立させながら、日々現場に挑むガラス職人。
その一人ひとりの想いが、現代建築の“透明な主役”を支えているのです。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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ガラス工事のやりがいとは?

~透明な素材に込められた職人の誇り~

今回は「ガラス工事のやりがい」についてご紹介いたします。

ガラス工事というと、「ガラスをはめ込むだけ」と思われがちですが、実際には精密さ・安全性・美観・機能性を兼ね備えた、非常に奥深い仕事です。
透明で繊細な素材だからこそ、職人の技術とセンスが問われる――それがこの仕事の醍醐味です。


■ 建築物の“顔”をつくる誇り

 

ガラスは、建物の外観デザインを決定づける要素のひとつです。
とくに近年のオフィスビルや商業施設、住宅でも採用される「全面ガラス張り」や「大開口窓」は、その建物の印象を大きく左右します。

ガラス工事の職人は、単に「はめ込む」のではなく、設計図をもとに現場に応じた寸法調整や取り付け方法を判断しながら、建築物の顔を仕上げていくプロフェッショナルです。

ビルの正面、ショーウィンドウ、エントランス、バルコニー……
「自分が仕上げたあのガラスが、街の景観の一部になっている」
そんな誇らしい気持ちは、他の職種ではなかなか味わえないやりがいです。


■ ミリ単位の精度が求められる“緊張感”

 

ガラスは、非常に繊細な素材です。
1ミリのズレがガラス割れの原因になったり、歪みが出たり、施工不良としてクレームにつながることもあります。

現場では、以下のような精密な調整が求められます:

  • 金物との取り合い

  • 防水パッキンの密着度

  • 開閉部の可動調整

  • 複層ガラスの組み込み手順

  • 高所でのクレーン吊り込み作業

このような、常に緊張感と集中力が求められる作業こそが、職人としての腕の見せどころでもあります。
一つひとつの作業に手を抜かず、最終的にガラスが“ぴったりと収まる”瞬間は、何度経験しても感動ものです。


■ 危険と隣り合わせだからこそ“責任感”がある

 

ガラス工事は、現場によっては非常に高所での作業や、大型のガラスパネルを扱うこともあります。
割れやすく、重く、取り扱いを誤れば大事故にもなりかねない――それだけに、安全対策と丁寧な作業の積み重ねが非常に重要です。

常に安全確認を怠らず、慎重に、確実に。
「ガラス職人は、見えないところで誰かの安心を守っている」
そんな強い責任感を持って日々の作業に取り組むことが、この仕事のやりがいに直結します。


■ お客様からの「ありがとう」が何よりの報酬

 

ガラス工事は、見た目の変化がはっきりと現れる仕事です。
とくにリフォームや修理では、「こんなに明るくなった!」「断熱性が良くなって快適です」と、お客様の声をダイレクトに感じられる機会も多くあります。

自分の手仕事が暮らしを支え、喜ばれていると実感できる。
その瞬間こそ、ガラス職人としてのやりがいを最も強く感じる場面です。

 

 

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第10回ガラス工事雑学講座

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ガラス工事の未来展望〜技術革新が切り開く次世代の窓と壁〜

 

 

 

前回は環境問題に焦点を当てましたが、今回は「ガラス工事の未来」についてお話しします。ガラスという素材は、今まさに大きな進化の時代を迎えています。

AI、IoT、環境技術…これらが融合することで、ガラスは単なる「透明な壁」から「スマートで機能的な装置」へと変貌を遂げつつあります。
この記事では、技術の進歩と社会的ニーズに対応するガラス工事の未来像をご紹介します。


◆ スマートガラスの台頭

 

次世代ガラスの象徴とも言えるのが「スマートガラス」です。電気や熱、光などの刺激によって透過率を変えるこのガラスは、遮光・断熱・プライバシー保護などの機能を一枚で兼ね備えています。

代表的なスマートガラス技術:

  • エレクトロクロミックガラス(電気で色が変わる)

  • PDLC(液晶フィルム内蔵で透明⇔不透明が切り替え)

  • 熱応答型ガラス(温度に反応して色調が変化)

 

これらはすでに一部の高級住宅やオフィスビルで採用されており、今後は一般家庭への普及も期待されています。


◆ カーボンニュートラル対応ガラスの登場

 

ガラス製造業界もカーボンニュートラルの波に応えるべく、電気炉の導入や再生エネルギーの活用、CO₂排出の少ない原材料への転換を進めています。

また、ガラス自体に太陽光パネルや断熱素材を組み込むハイブリッドガラスも開発が進められており、外壁の「発電装置化」が現実味を帯びてきました。


◆ BIMとの連携による設計・施工の効率化

 

建設業界ではBIM(Building Information Modeling)の普及により、ガラスの設計・施工方法も変わってきました。


ガラス製品のサイズ・性能・取付け位置などを3D空間で事前に可視化し、施工段階の無駄やミスを大幅に削減することが可能になります。

今後はBIMを活用したプレカット施工ロボットによる自動施工も現場で実用化が進み、より精密かつスピーディなガラス工事が主流になっていくでしょう。


◆ 今後の職人の役割と必要なスキル

 

技術革新に伴い、ガラス工事職人に求められるスキルも変わってきます。従来の加工・施工技術に加え、

  • デジタル設計データの読み取り能力

  • 機能性ガラスの取り扱い知識

  • 環境基準・SDGsへの理解

 

などが必要不可欠となるでしょう。

ガラス工事職は、単なる「手仕事」から「スマート建築の最前線を担う技術職」へと進化しつつあるのです。


◆ まとめ:ガラス工事の未来は、技術と環境の融合へ

 

未来のガラス工事は、ただの「透明な壁」をつくる仕事ではありません。


それは、空間に快適性をもたらし、環境に優しく、建築全体のエネルギー効率を左右する“高機能部材”の扱いを担う、先進的な職域です。

今後の業界動向を的確に捉え、技術を磨き、環境意識を高めていくことで、私たちガラス工事業者は次世代の建築を支える存在となることでしょう。

 

 

 

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ガラス工事の環境問題とその対応策~私たちが向き合うべき現実~

 

 

 

今回は「ガラス工事の環境問題」についてお話しします。

普段の生活で何気なく使っている「ガラス」ですが、実はその生産から設置・処分まで、私たちの環境に少なからず影響を与えているのをご存じでしょうか?


この回では、ガラス工事に関わる環境への影響と、それに対する業界の対応策について詳しく掘り下げていきます。


◆ ガラス製造がもたらす環境負荷

 

ガラスは主に珪砂(けいしゃ)・ソーダ灰・石灰石といった天然資源から作られますが、その製造過程では高温(約1,500℃)の炉を使って原料を溶かすため、大量のエネルギーが必要です。


この過程で発生する二酸化炭素(CO₂)は、製造業全体でも高い部類に入り、温室効果ガスの排出源として無視できません。

また、断熱性の低いガラスを使用すると、建物の空調効率が悪くなり、冷暖房エネルギーの浪費につながります。つまり、ガラスは「使う時点」でも環境に影響を与える素材なのです。


◆ 廃棄ガラスの行方とリサイクルの課題

 

建築解体や改修工事で発生する「廃ガラス」も問題です。板ガラスや強化ガラス、複層ガラスなどの建築用ガラスは、家庭の瓶や容器と違ってリサイクルの対象になりづらいのが現状です。

その理由としては、

  • 異素材(フィルム、金属など)との複合構造

  • ガラスの成分が一定ではない

  • 移送・保管コストが高い

 

などが挙げられます。結果として、多くの建築用ガラスは最終的に埋立処理や粉砕され、アスファルト舗装材の骨材などとして再利用される程度にとどまっています。


◆ ガラス工事業者ができる環境配慮とは?

 

環境への負荷を減らすため、ガラス工事に関わる企業ができる取り組みには以下のようなものがあります。

  1. 高性能ガラスの提案・導入
     Low-Eガラス(低放射ガラス)や複層ガラスは、断熱性・遮熱性が高く、省エネ効果が期待できます。環境への負荷軽減とともに、住まい手の快適性も向上します。

  2. 既存ガラスの有効活用
     リノベーション現場では、既存のガラスを極力残して使うなど、廃棄物の発生を抑える工夫が求められます。

  3. 端材・廃材の再利用・再資源化
     工事で出た切れ端や破損ガラスも、自治体や専門リサイクル業者と連携して適切に処理することで、埋立処理を減らす努力が可能です。


◆ これからの時代に求められる視点

 

ガラス工事はただの建材施工ではなく、「環境との付き合い方」を常に問われる時代に突入しています。
建築分野における脱炭素化が求められる今、ガラスの選定・施工・廃棄まですべての工程において、環境への意識が欠かせません。

「省エネ建築」「ゼロエネルギーハウス(ZEH)」を実現するためには、ガラス工事業者の役割もますます重要になります。
私たちにできる一つひとつの工夫が、持続可能な社会への一歩となるのです。

 

 

 

 

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第8回ガラス工事雑学講座

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ガラス工事のプロが守るべき“鉄則”とは? ~安全・品質・信頼のために~

今回は、**ガラス工事の現場で私たちが日々守っている「鉄則」**についてお話しします。

「ガラスって割れるだけじゃないの?」と思われる方も多いかもしれませんが、実はガラス工事は非常に繊細で、技術と安全管理が求められる仕事なんです。


■ 鉄則①:「ガラスは割れる」が大前提。だからこそ、扱いに慎重さを

 

ガラスは見た目に美しく、空間に開放感を与えてくれる素材です。

しかし同時に、割れ物であり、怪我のリスクがある素材でもあります。

だからこそ私たちは、常に「割れる前提で動く」ことを徹底しています。

  • 搬入時は専用のガラスラックで安定運搬

  • 移動は必ず複数人で

  • 施工前に下地の強度や水平・垂直をしっかり確認

慎重すぎるくらいがちょうどいい――それがガラス工の基本姿勢です。


■ 鉄則②:安全対策は“やりすぎ”くらいでちょうどいい

 

現場での安全は最優先。特に高所作業や大型ガラスの施工時には、落下・破損・飛散などのリスクがつきものです。

  • ヘルメット・安全靴・グローブの着用徹底

  • 作業前のKY(危険予知)活動

  • ガラス飛散防止フィルムの使用

  • 足場や作業台の点検は毎日必須

これらは面倒でも、「いつもの手順」ではなく「必ずやるべき習慣」
「慣れ」が一番の敵です。


■ 鉄則③:現場ごとに“正解は違う”と知ること

 

同じガラス工事でも、現場が変わればやり方も変わります。

  • 気温・湿度による接着剤の乾き具合

  • 下地の材質によるアンカーの種類

  • ガラスのサイズ・重さによって人数配置を変える

現場ごとに「この工法がベストか?」を自分たちで考える柔軟性がプロには求められます。

マニュアルだけで動くのではなく、「この現場に最適な方法は?」を考え抜く姿勢こそ、プロの鉄則です。


■ 鉄則④:お客様の「安心」と「信頼」を優先する

 

ガラス工事は、美観と機能性が両立することが求められます。

たとえ見えない施工部分であっても、細部まで気を配ることで、「この会社に頼んでよかった」と感じていただける品質が生まれます。

また、工事後のアフターフォローも重要。

  • 万が一の割れにすぐ対応

  • 定期点検のご案内

  • 使い方や掃除のアドバイスも丁寧に

“ガラス1枚”の先にある“お客様の暮らし”を見て施工する――これが私たちの最大の鉄則です。


■ まとめ:鉄則を守ることが、信頼につながる

 

ガラスは、ただの建材ではありません。
光を通し、空間を演出し、安心と快適さをつくる素材です。

そのガラスを扱う私たちは、プロとしての誇りを持ち、鉄則を守ることで、品質・安全・信頼を積み重ねてきました。

今後もガラスの可能性を広げながら、地域の皆さまに安心を届ける仕事を続けてまいります!

次回もお楽しみに!

 

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第7回ガラス工事雑学講座

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ガラス工事の会社の歩み ~私たちがガラスとともに築いてきた歴史~

この度は当社のブログをご覧いただき、ありがとうございます。

今回は、私たちがこれまでどのような歩みをたどってきたのか、また、ガラス工事という仕事がどのように社会と関わってきたのかについてご紹介いたします。

普段、建物に使われている「ガラス」は、空間の中で“あって当たり前”の存在かもしれません。
けれど、その「透明な素材」には、実は安全・快適・美観・機能性といった、暮らしを支える多くの役割が詰まっているんです。


■ 時代の変化とともに進化した“ガラスの役割”

 

年月が経つにつれて、建物に対する考え方や人々の暮らしのスタイルも大きく変わっていきました。

それに伴って、「ガラス」に求められる役割もどんどん多様化しています。

たとえば――

  • 断熱性能を高める複層ガラス(ペアガラス)
    冷暖房効率を上げ、省エネや光熱費削減に貢献します。

  • UVカットガラスや遮熱ガラス
    家具やカーテンの色あせを防ぎ、紫外線による健康リスクも軽減。

  • 飛散防止フィルム付きガラスや強化ガラス
    地震や災害、また防犯対策として、安全性が重視される時代へ。

  • 大判サイズの特殊ガラスや曲げガラス
    デザイン性や開放感を重視した商業施設や公共建築にも対応。

このように、ガラスは単なる“透明な壁”から、建物の快適性・機能性・安全性を支える建材へと進化してきたのです。


■ 「貼る・はめる」から「つくる・守る」へ

 

こうした進化に対応するために、私たちも社内の技術力を磨き続けてきました。

ガラス工事はただ「割れたら取り換える」だけではありません。

  • 建築の設計図からガラスサイズを読み取り、必要な性能を見極める

  • 現場での寸法取り、取り付け箇所の下地確認

  • 高所作業や重量ガラスの安全な搬入・施工手順の管理

  • 経年劣化に備えたメンテナンス計画

そうした工程を経て、「ガラスを組み込んだ建物全体の品質」を守る仕事へと、私たちの役割も広がってきたのです。


■ 地域に根差して、災害とともに歩んだ経験

 

私たちがガラス工事を通じて感じる大きな使命のひとつが、「安心を届けること」です。

とくに、東日本大震災の際には、あらゆる建物でガラスが割れ、窓がなくなり、“寒さ・不安・不便”を抱える方々が大勢いらっしゃいました。

そのとき私たちは、復旧に奔走しながら、「ガラス1枚で、人は安心できる」「生活が戻る」ということを痛感しました。

ガラス工事は、“暮らしの復元力”を持っている。
この考えは、今でも社員一人ひとりの中に、しっかり根付いています。


■ 未来の建物づくりを“透明な力”で支える

 

現在では、住宅やマンションはもちろん、オフィスビル、学校、病院、商業施設まで、さまざまな現場に携わっています。

そしてこれからの時代は――

  • 環境問題を見据えた断熱・遮熱性能の向上

  • 台風・地震・犯罪対策を想定した防災・防犯ガラスの標準化

  • 高齢者や子どもにもやさしい安全性の高いガラス

  • 建築デザインの自由度を支える意匠性・加工性のあるガラス

こうしたニーズがさらに高まっていくと予想されます。

私たちは、「ガラス」という素材の可能性を信じ、これからも**“暮らしと建物の未来を、透明な力で支える”存在でありたい**と考えています。


■ 最後に

 

ガラスは、割れやすく壊れやすい反面、正しく扱えば、人の心まで映し出すような美しさと、守る力を持っています。

それを最大限に引き出すのが、私たちガラス工事会社の仕事です。

これからも、透明で、まっすぐで、信頼される存在であり続けるために――
私たちは、ガラスとともに歩み続けます。


次回のブログでは、「ガラス工事の鉄則とは? 安全・品質・信頼を守るために私たちが徹底していること」をご紹介します。

どうぞお楽しみに!

 

 

 

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