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月別アーカイブ: 2025年8月

第14回ガラス工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けている

株式会社磯部硝子、更新担当の富山です。

 

 

 

ガラス工事に必要な道具

 

 

 

ガラス工事は、重量物かつ繊細な素材を扱うため、正確さと安全性が常に求められます。


そのため、職人が用いる道具は「精度を高めるための道具」と「重量を安全に扱うための道具」に分けられ、双方がバランスよく活躍します。


ガラスカッター

 

ガラスを必要な大きさに切断する基本の道具です。


表面に傷をつけ、そのラインに沿って割ることで狙ったサイズに加工できます。

職人の熟練度が仕上がりを左右する繊細な工程です。


吸盤(ガラスハンドル)

 

大型ガラスを安全に持ち上げるための必需品です。


真空状態でガラスに吸着するため、滑らずに安定した運搬や設置が可能になります。

特に大型ビルの外壁施工などでは欠かせません。


サッシ枠

 

ガラスを固定するための骨組みです。


アルミ・スチール・樹脂など素材の違いがあり、断熱性・防音性・強度などを左右します。

施工するガラスの種類に合わせて適切なサッシを選ぶことが重要です。


コーキングガン

 

ガラスと枠の隙間をシーリング材で埋めるために使用します。


防水性・気密性を確保し、雨水の浸入や結露を防ぐ重要な作業です。

見た目の美しさにも直結するため、均一で丁寧な仕上げが求められます。


レーザーレベル

 

水平・垂直をミリ単位で確認する精密測定器です。


特に大型商業施設では、ガラス一枚の歪みが外観全体に影響を与えるため、欠かせない道具となっています。


真空吸盤リフター・クレーン

 

数百キロにもなる大型ガラスを施工する際に使用されます。


ガラスを安全に吊り上げ、正確に所定位置へ設置するため、オペレーターと職人のチームワークが不可欠です。

安全管理の中心的存在ともいえる道具です。


まとめ

 

ガラス工事に必要な道具は、単なる補助器具ではなく、安全性・精度・効率を守る生命線です。


近年のガラスは大型化・高機能化しており、職人の経験と最新の道具が融合することで、初めて「美しく、安全なガラス施工」が実現します。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

株式会社磯部硝子では、一緒に働いてくださる仲間を募集中です!

茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けております。

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ぜひ求人情報ページをご覧ください。皆さまのご応募を心よりお待ちしております!

 

 

 

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第13回ガラス工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けている

株式会社磯部硝子、更新担当の富山です。

 

 

 

建築に使われるガラスの種類

 

 

 

建築現場で使われるガラスは、単に「透明で光を通す」だけの素材ではありません。


安全性や快適性、省エネ性、デザイン性など、建物の性能や価値を大きく左右する重要な建材のひとつです。

ここでは代表的な種類を詳しくご紹介します。


フロートガラス

 

もっとも一般的な透明ガラスです。


溶けたガラスを液体金属(主に錫)の上に浮かべて冷却する「フロート法」で作られるため、表面が均一で歪みが少なく、透明度が高いのが特徴です。

  • 用途:住宅やオフィスの窓、店舗の間仕切り、ショーケースなど幅広い

  • メリット:安価で入手しやすく、加工性に優れている

  • デメリット:割れやすく、衝撃に弱い

もっとも基本となるガラスであり、ほかの機能性ガラスのベース素材にもなっています。


網入りガラス

 

内部に金属ワイヤーが格子状に組み込まれているため、火災時に破片が飛散しにくく、防火性能を備えたガラスです。


万一の火災時でもガラスが崩れ落ちにくく、延焼を防ぐ役割も果たします。

  • 用途:学校・病院・公共施設、防火区画の仕切り窓

  • 特徴:安全性は高いが、ワイヤーの網目が見えるため視認性やデザイン性は劣る

特に人が多く出入りする施設に欠かせない、安心のためのガラスといえます。


強化ガラス

 

通常ガラスを高温で加熱し、急冷することで内部に強い圧縮応力を持たせたガラスです。


同じ厚みのガラスと比較して、約3〜5倍の強度を誇ります。

割れても鋭利な破片ではなく細かい粒状になるため、ケガを防ぐ安全性が高いのも魅力です。

  • 用途:ショーウィンドウ、自動ドア、バルコニーの手すり

  • 特徴:大型施工や安全性が求められる場所に最適。ただし加工後の切断は難しい

デザイン性と安全性の両立が求められる現代建築に、欠かせないガラスです。


複層ガラス(ペアガラス)

 

2枚のガラスの間に空気層やアルゴンガスを封入したガラスです。


断熱・遮音効果が高く、冷暖房効率を向上させるため、省エネ住宅の普及に伴い急速に普及しています。

  • 用途:住宅サッシ、オフィスビル外壁、商業施設の大窓

  • 特徴:光を取り込みながらも断熱性能が高く、結露防止にも効果的

省エネ性・快適性を追求する現代建築において、すでに標準的な選択肢になりつつあります。


まとめ

 

建築ガラスは「透明な板」ではなく、安全・快適・省エネ・デザインといった多様な役割を担う建築資材です。


建物の用途や環境条件に応じて適切に選定することが、建築工事の第一歩であり、完成度を大きく左右する重要な工程になります。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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