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第13回ガラス工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けている

株式会社磯部硝子、更新担当の富山です。

 

 

 

建築に使われるガラスの種類

 

 

 

建築現場で使われるガラスは、単に「透明で光を通す」だけの素材ではありません。


安全性や快適性、省エネ性、デザイン性など、建物の性能や価値を大きく左右する重要な建材のひとつです。

ここでは代表的な種類を詳しくご紹介します。


フロートガラス

 

もっとも一般的な透明ガラスです。


溶けたガラスを液体金属(主に錫)の上に浮かべて冷却する「フロート法」で作られるため、表面が均一で歪みが少なく、透明度が高いのが特徴です。

  • 用途:住宅やオフィスの窓、店舗の間仕切り、ショーケースなど幅広い

  • メリット:安価で入手しやすく、加工性に優れている

  • デメリット:割れやすく、衝撃に弱い

もっとも基本となるガラスであり、ほかの機能性ガラスのベース素材にもなっています。


網入りガラス

 

内部に金属ワイヤーが格子状に組み込まれているため、火災時に破片が飛散しにくく、防火性能を備えたガラスです。


万一の火災時でもガラスが崩れ落ちにくく、延焼を防ぐ役割も果たします。

  • 用途:学校・病院・公共施設、防火区画の仕切り窓

  • 特徴:安全性は高いが、ワイヤーの網目が見えるため視認性やデザイン性は劣る

特に人が多く出入りする施設に欠かせない、安心のためのガラスといえます。


強化ガラス

 

通常ガラスを高温で加熱し、急冷することで内部に強い圧縮応力を持たせたガラスです。


同じ厚みのガラスと比較して、約3〜5倍の強度を誇ります。

割れても鋭利な破片ではなく細かい粒状になるため、ケガを防ぐ安全性が高いのも魅力です。

  • 用途:ショーウィンドウ、自動ドア、バルコニーの手すり

  • 特徴:大型施工や安全性が求められる場所に最適。ただし加工後の切断は難しい

デザイン性と安全性の両立が求められる現代建築に、欠かせないガラスです。


複層ガラス(ペアガラス)

 

2枚のガラスの間に空気層やアルゴンガスを封入したガラスです。


断熱・遮音効果が高く、冷暖房効率を向上させるため、省エネ住宅の普及に伴い急速に普及しています。

  • 用途:住宅サッシ、オフィスビル外壁、商業施設の大窓

  • 特徴:光を取り込みながらも断熱性能が高く、結露防止にも効果的

省エネ性・快適性を追求する現代建築において、すでに標準的な選択肢になりつつあります。


まとめ

 

建築ガラスは「透明な板」ではなく、安全・快適・省エネ・デザインといった多様な役割を担う建築資材です。


建物の用途や環境条件に応じて適切に選定することが、建築工事の第一歩であり、完成度を大きく左右する重要な工程になります。

 

 

次回もお楽しみに!

 

 

 

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茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けております。

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