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第10回ガラス工事雑学講座

皆さんこんにちは!

 

茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けている

株式会社磯部硝子、更新担当の富山です。

 

 

 

ガラス工事の未来展望〜技術革新が切り開く次世代の窓と壁〜

 

 

 

前回は環境問題に焦点を当てましたが、今回は「ガラス工事の未来」についてお話しします。ガラスという素材は、今まさに大きな進化の時代を迎えています。

AI、IoT、環境技術…これらが融合することで、ガラスは単なる「透明な壁」から「スマートで機能的な装置」へと変貌を遂げつつあります。
この記事では、技術の進歩と社会的ニーズに対応するガラス工事の未来像をご紹介します。


◆ スマートガラスの台頭

 

次世代ガラスの象徴とも言えるのが「スマートガラス」です。電気や熱、光などの刺激によって透過率を変えるこのガラスは、遮光・断熱・プライバシー保護などの機能を一枚で兼ね備えています。

代表的なスマートガラス技術:

  • エレクトロクロミックガラス(電気で色が変わる)

  • PDLC(液晶フィルム内蔵で透明⇔不透明が切り替え)

  • 熱応答型ガラス(温度に反応して色調が変化)

 

これらはすでに一部の高級住宅やオフィスビルで採用されており、今後は一般家庭への普及も期待されています。


◆ カーボンニュートラル対応ガラスの登場

 

ガラス製造業界もカーボンニュートラルの波に応えるべく、電気炉の導入や再生エネルギーの活用、CO₂排出の少ない原材料への転換を進めています。

また、ガラス自体に太陽光パネルや断熱素材を組み込むハイブリッドガラスも開発が進められており、外壁の「発電装置化」が現実味を帯びてきました。


◆ BIMとの連携による設計・施工の効率化

 

建設業界ではBIM(Building Information Modeling)の普及により、ガラスの設計・施工方法も変わってきました。


ガラス製品のサイズ・性能・取付け位置などを3D空間で事前に可視化し、施工段階の無駄やミスを大幅に削減することが可能になります。

今後はBIMを活用したプレカット施工ロボットによる自動施工も現場で実用化が進み、より精密かつスピーディなガラス工事が主流になっていくでしょう。


◆ 今後の職人の役割と必要なスキル

 

技術革新に伴い、ガラス工事職人に求められるスキルも変わってきます。従来の加工・施工技術に加え、

  • デジタル設計データの読み取り能力

  • 機能性ガラスの取り扱い知識

  • 環境基準・SDGsへの理解

 

などが必要不可欠となるでしょう。

ガラス工事職は、単なる「手仕事」から「スマート建築の最前線を担う技術職」へと進化しつつあるのです。


◆ まとめ:ガラス工事の未来は、技術と環境の融合へ

 

未来のガラス工事は、ただの「透明な壁」をつくる仕事ではありません。


それは、空間に快適性をもたらし、環境に優しく、建築全体のエネルギー効率を左右する“高機能部材”の扱いを担う、先進的な職域です。

今後の業界動向を的確に捉え、技術を磨き、環境意識を高めていくことで、私たちガラス工事業者は次世代の建築を支える存在となることでしょう。

 

 

 

次回もお楽しみに!

 

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茨城県かすみがうら市を拠点に、あらゆる建物のガラス工事を手掛けております。

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